Slither.io, Let's Play
Slither.io is very deep in my mind. This is human life miniature, isn't it?
こどもたちの間で流行っているとかで、自分もやってみたのだが、かなりおもしろい、というかすごいおもしろい。
ゲームのルールはシンプル
- ミミズ?をあやつってワールドに落ちている光る玉(餌っぽいもの)をたべて大きくなる。
- ミミズの頭が他のミミズの体や世界の終わり(壁)に当たるとゲームオーバー
これだけ。 だがしかし、ワールドには他のプレイヤーも同じようにプレイしているから簡単ではない。 というのもミミズが死んだあとに放出される光玉を吸収すれば、通常の光玉とは比べものにならないほど急激に成長することができるから。 このルールというか性質により、プレイヤーによっては積極的に自分を倒しにくる輩もいる。 その結果、油断しているとあっという間に死んでしまうのだ。
さらにミミズがまだ小さいうちは機敏に操作でき、大きくなると緩慢になるため、小さいミミズは大きなミミズを倒すことも可能だ。 機敏さをつかって、大きなミミズの頭の前をさっと横切ったり、激戦区(ミミズがたくさん存在しているエリア)におもむき、混乱に乗じて大きな敵を倒すなどの戦略により、 ごく短期間で、かなり上位の大きさまで成長することが可能になる。
別に機敏だから小さなミミズがそこまで有利ということはないのだが、小さい=まだゲームをスタートして間もない=死んでも気にならない(またやり直せばいいや) という精神状態なので、小さいミミズは死をものともせず攻撃してくるのであった・・・
それで、何がそんなにこのゲームが自分にとっておもしろかったかというと、このゲームの醍醐味は、「パターン認識」と「他のプレーヤとの駆け引き」と「自分自身との戦い」だったから。
「パターン認識」というのは、状況により危険なミミズ配置パターンがあるということ。
ミミズが死なないように行動するには、ミミズの大きさに応じていくつかのサバイバルパターンが存在するのだが、
次々に別のミミズが画面に現れ状況がリアルタイムで変化しながら、瞬間的に判断して行動を選ぶのが、空気を読みながら状況に適応ししつつも単に流されるのではなく自分のゴールを目指すという
なんだか人生そのもののように思えてしまう。
「他のプレーヤとの駆け引き」は、たとえば、一見、安全(つまり攻撃してこないよう)に見えた相手が、次の瞬間ブーストして攻撃してくるという恐ろしさ。その他ダッシュしてくる大きなミミズは
自分を囲んで潰そうとしてきているのかの判断とかね。翻って、攻撃はしないのだがあたかも攻撃するミミズと同じ行動パターンを相手に先んじて意図的にシミュレーションすることで、
相手が警戒して逃げる=自分の安全を確保するとか。
他のプレイヤーのミミズの動きを見て、こいつは何を考えているのか?を考えたり、その逆に相手にいま自分をどのように見せたいのか?そのためにどういう行動をとればいいのか、を考えてしまうのであった。
「自分自身との戦い」は、自分の戦略をいかに冷静に貫けるか、という問題。
このゲームは操作になれてこれば、自分が間違いを犯さない限りはほぼ死なずに生き残り続けることができるのだが・・・しかし実際はいつも最後にはミミズを死なせてしまうのである。
これはなぜかというと、わかっちゃいるけどゲームオーバーパターン、いやゆるデスマグネットに落ちてしまうからなのであった。
つまりは、自分を律してデスマグネットに引き寄せられないように行動できるかどうかを常に試されることになるのだ。
これは深い。
最後に自分が認識している主なデスマグネットパターンを書いてこのエントリーを終わりにしよう。
- 他のミミズが死んだときに放出される光玉を吸収しにいくときに自制心を忘れてブーストを連続して使ってしまう→他の飢えたミミズと鉢合わせになる
- 逃げ道を確保しないまま激戦区に入り込んでしまう(3000以上の大きさ)→退路を塞がれどうにもならなくなる
- 攻撃してこない相手だと判断して、そのミミズの攻撃可能距離まで自分の頭を近づけてしまう→次の瞬間相手が攻撃的なミミズに変貌する
- 自分が大きくなって作動が緩慢になっているのに、小さいころと同じようにスピードアップできると勘違いしてブーストを使って危機を回避しようとする。→そこまで機敏でなく小さいミミズにしてやられる
- 光玉の回収などの理由によりごく小さい範囲に自分の体を折りたたんでしまう(とぐろ状態)→囲まれるリスクが高まる
- (PC画面が横長なので)横方向の移動を基本としなければならないのに、つい縦方向の移動に甘んじる→上または下からブーストしてきたミミズと正面衝突する
Let's Play! http://slither.io/